写真俳句動画「薄暑」添え書き -Youtubeの動画に文を添えました。 ´25 6月
表紙のフラワーアレンジメントは友人素代子さんによる「初夏のおとずれ」。
薔薇の淡い色合いがとても爽やかです。
薔薇園を埋め尽くせり松葉菊:
薔薇を期待して行ったら松葉菊の方が目についた、ので競合するのでなく薔薇を引き立てるような花で埋め尽くして欲しかった、のつもりの句でした。ただ作品を見てくださった方から松葉菊がきれいだった、との感想をいただき、色々な感じ方、解釈の仕方があると知りました。
夏鶯仔山羊の瞳澄み切って
仔山羊が育つのにぴったりな田んぼの中の本当に小さな牧歌牧場です。夏鶯の澄んだ声を聴きながら
乳を飲みどんどん大きくなっていく仔山羊を近隣の人々が子供を連れて覗きに来ます。
瞳の色が澄んできれいなのに魅せられました。そして仔山羊と夏鶯のお陰で優しい気持ちになれます。
「羽博いて飛んでもみたし夏の水」
後ろに見えるペンギンは歩くか泳ぐかですが、もうすぐ3才の彩永ちゃんには羽ばたいて飛躍できる人間になって欲しいとの願いを込めた句です。実際には子供たちが自由に飛び回れるような世の中ではなくなってきていますが、今の子供たちには時代に即応した適応力も育っていくのでは、とのはかない期待を込めました。
「緋目高の命を繋ぐ水涼し」
友人の春静さんが家で育てているメダカの産卵の写真をラインに送ってくれました。卵の中でも成魚までまともに育つのはわずかで途中で死んでいく姿を見るのはつらいと彼女が言っています。
次は3句続いてユニークで珈琲道とでも言いたくなるような珈琲鈴木における作品です。
「薄暑光銅の扉の珈琲屋」
この銅の扉が重くて開けるのに苦労していたらマスターが出てきて手伝ってくれました。
入りにくくしているの?と言いたくなるような特別な店構えです。この作品を見た方から、
「いつも前を通って何屋?と思っていたけど、そういうことか!今度行ってみよう。」との反応。
プロモーションヴィデオではないんですが。。。
「リキュールの香一滴首夏のカフェ」
このお店のおすすめメニューはエスプレッソゼリー、ですがただのゼリーではありません。
持ってきて30秒以内に食べるゼリーの後エスプレッソ、そしてミニケーキの順です。
そして一滴のリキュールを垂らすその容器のなんともかわいいこと。
テイーカップ、スプーン、等ももちろんピカピカで逸品。
「五月闇エスプレッソマシン煌々」
イタリアから輸入というエスプレッソマシンがうす暗い店内で光り輝いています。
反対側には焙煎機、一枚板のテーブル2列の拘り内装です。
「揚花火終楽章のアルペジオ」
現場に行かなくても窓越しに繰り広げられる花火を楽しむ機会に恵まれました。花火撮影に慣れず何とかこの一枚に面白い効果が出てました。後で考えたら動画にすれば最後の盛り上がりを捉えることもできたのですが、後の祭り。花火のクライマックスに和音を連続演奏するアルペジオが聞こえてくるような気がするのは私だけでしょうか?